【第1回】大学受験の方法と種類、センター試験の利用方法とは

皆さんは大学受験といえばどんな方法が思いつきますか?

だいたい机に向かって勉強するイメージしかないようですが、大きく分けて2つあります。

 

推薦受験

一般受験

 です。

一般的なイメージは②一般受験を指しています。

当ブログも②についてを主に扱っていきます。

 

 

大学の種類

日本の大学は主に国立大学私立大学の二種類があります。

国立大学センター試験を一次試験ととらえ、多くの教科を受験し、一定以上の点数をとることで各国立大学で行われる二次試験へと進めます。また、二次試験を一定以上の点数をとることで合格となります。

国立大学の主な例として、東京大学京都大学などがあります。

 

私立大学は主に一般入試で3教科前後を受験し、一定以上の点数をとることで合格となります。

私立大学の主な例は早稲田大学慶応大学などがあります。

 

一般受験の関門と時期は?

1つ目は1月中旬ぐらいにあるセンター試験

2つ目は2月・3月に各大学で行われる一般入試・二次試験

                             です。

2つ目は国立大学、私立大学によって名称が異なり、

国立大学の場合は二次試験

私立大学の場合は一般入試

と呼ばれています。

 

センター試験はすべてマーク式で行われていて、

国立大学を受験する場合は必ず受験し、大学が提示する一定以上の点数をマークしないと二次試験には進めなくなっています。

一方、私立大学を受験する場合は各私立大学が提示する一定以上の点数をとれば、センター試験のみで合格することができ、2つ目の一般入試を受験する必要がなくなります。

 

しかし、多くの大学がセンター試験利用の合格者数を多くとらず、

センター試験利用の合格発表は2月の中旬以降に行われます。

 

つまり、確実に合格できるかどうかは2月の中旬まで分からないため、2月の初旬から中旬にある一般入試に向けて勉強を続けなければならないことになります。

 

私立大学受験者のセンター試験を受験するメリットは?

1.センター試験は一般入試に通じる基礎知識問題が多い

2.センター試験利用での滑り止め大学の合格を狙い、一般入試日程を楽にする

 

1.センター試験は一般入試に通じる基礎知識問題が多い

センター試験は文部省によって行われているため、高校の教育課程を終えて、1年間勉強した人が6割程度正解できる問題で構成されています。

 

これを見た人は「1年間勉強した人が6割しか正解できないなら難しいじゃないか」と思うでしょう。

しかし、センター試験を受験する受験生全員が1年間しっかり勉強しているんでしょうか?

2年生の1月からしっかり毎日、学校から帰って机にむかっているんでしょうか?

 

答えはNOです。

 

勉強はさぼりながらもなんとなく受けてる人、やる気がないもの、2月以降に行われる一般入試だけの対策をしている人、理由は様々あるでしょう。

こういった人たちの多くは基礎を積み上げていないことは多く、そのため6割程度に落ち着いている訳です。

 

では、センター試験が基礎知識問題ばかりだと誰が証明しているんでしょうか?

それは

国立大学合格を目指し合格した受験者たちと

私立大学である早稲田、慶応大学を合格した多くの受験者たちです。

彼らの多くはセンター試験で9割をとらなければならない立場にいました。

国立大学受験者は二次試験のため、

早稲田・慶応大学に合格するほどの人々の多くはセンター試験を利用してMARCHに合格し、滑り止めを確保しています。

 

彼らは基礎を固めているからこそセンター試験に対応することができるわけです。

 

そのため私立大学受験者はセンター試験を基礎を確認するための基礎的な問題の演習と考えるべきです。

なによりマーク式で簡単だしね!

 

また基礎的なため、センター試験を利用しない場合でもセンター過去問を利用して一般入試に生かしていきましょう。

 

 

センター試験過去問研究 英語 (2017年版センター赤本シリーズ)

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2.センター試験利用で滑り止め大学の合格を狙い、一般入試日程を楽にする

 皆さんは各私立大学の一般入試日程を見たことがありますか?

見たことある方は知っているかもしれませんが、ほぼ日程が重なっています。

例を出してみてみます。

 

Aくんの場合

Aくんはマーク式模試の成績の得点率は90%前後。

しかし、2017年のセンター試験を受験せず

一般入試で

早稲田大学国際教養学部商学部、法学部

明治大学の法学部、政治経済学部商学部

を受験することに決めました。

 

ではAくんの2月の日程を見てみます。

 

2月11日 明治大学 政治経済学部 受験

2月13日 早稲田大学 国際教養学部 受験

2月14日 明治大学 法学部 受験

2月15日 早稲田大学 法学部 受験

2月16日 明治大学 商学部 受験

2月21日 早稲田大学  商学部 受験

 

見て分かると思いますが、すごく大変!

一日の試験で長時間の集中と緊張感でものすごく疲れます。

それを4日連続でやると3日目以降から適当になってしまう場合が多いです。

 

そのため一般入試日程の組み方の基本は中1日です。

たとえばAくんの場合、

早稲田大学法学部が第一志望ならば

13日の早稲田大学国際教養学部の受験をやめるか、14日の明治大学法学部の受験をしないことで

中1日を確保、もしくは2日連続の試験で抑えることができます。

 

 

 

Bさんの場合

BさんはAくんと同じ大学・学部を受験しました。

Bさんのマーク式模試の得点率も90%前後。

Bさんはセンター試験利用方式明治大学法学部・商学部政治経済学部に出願しておきました。

また、2017年のセンター試験では英語、国語、日本史を受験しました。

 

得点は以下の通りでした。

英語    182/200

リスニング 46/50

国語    170/200

日本史   96/100

合計    494/550

これでセンター試験得点率は89.8%

 

過去のセンター試験利用による合格最低得点率を見ると

明治大学法学部の3教科利用    85%

明治大学商学部の3教科利用    89%  

明治大学政治経済学部の3教科利用 90%

でした。

参考:

passnavi.evidus.com

 

彼女は明治大学法学部はセンター利用で合格した!と思い

一般入試で受験しなかったため2月の日程は以下の通りになりました。

 

2月11日 明治大学 政治経済学部 受験

2月13日 早稲田大学 国際教養学部 受験

2月15日 早稲田大学 法学部 受験

2月16日 明治大学 商学部 受験

2月21日 早稲田大学  商学部 受験

 

また、2月13日明治大学センター利用合格発表で惜しくも政治経済学部は落ちてしまったものの、

法学部、商学部に合格してることが分かったため、16日の一般入試受験をやめました。

そのため2月の日程は以下の通りになりました。

 

2月11日 明治大学 政治経済学部 受験

2月13日 早稲田大学 国際教養学部 受験

2月15日 早稲田大学 法学部 受験

2月21日 早稲田大学  商学部 受験

 

彼女はセンター試験利用で日程の空きを作ったこと滑り止めを確保したこと

早稲田大学の受験は集中し、落ち着いて受験することができました。

 

 

 

以上のようにセンター試験を利用したほうが利点が多いです!

なによりセンター利用したほうが受験料が安い(笑)

 

センター利用

センター試験 18,000円

センター利用出願(1学部) 15,000円

 

一般入試

一般入試選抜試験(1学部) 35,000円

 

Aくん 

一般入試(6学部) = 21万円

 

Bさん

センター受験 × センター利用(3学部) × 一般入試(4学部) = 20万3000円

 

 

以上のようにメリットが多いため、センター試験を上手く利用して日程、金額面を楽にしていきましょう。